バレリュー症候群

交通事故に遭って、2〜4週間ほど経ってから、頭痛や耳鳴り、めまい、食欲不振、精神的に不安定になったりなどの様々な症状が出る方は多いと思います。
それは、もしかしたら「バレリュー症候群」の可能性があります。

このバレリュー症候群による症状は、事故で頚椎に強い衝撃を受けた際に起こるものだと考えられています。むち打ち症でも様々な症状が出てきますが、バレリュー症候群は主に自律神経症状が出てくるのが特徴です。

交通事故後2週間以上経過した時に自律神経の交感神経が興奮状態になることで発症すると言われています。頭痛やめまい、吐き気、耳鳴り、難聴、食欲不振、精神不安定などの自律神経症状が出てきます。

バレリュー症候群の場合は、症状の改善が遅くなるのが特徴で、一般的にむちうち症の場合は3〜6ヶ月ほどで症状が改善すると言われていますが、それを超えて症状が改善しない場合はバレリュー症候群の可能性がかなり高いと考えられます。

病院では星状神経節ブロックや硬膜外ブロック、トリガーポイント注射などで頸部交感神経の過緊張を緩和させる治療が行われます。それでも改善が見られない方も少なくありません。また、注射がどうしても苦手な方もいらっしゃいます。その様な悩みを抱えている方へ、これから当院の考えや施術方針をお伝えしてきます。お困りの方は是非お読みください。

当院ではバレリュー症候群の症状は3つの原因があると考えております。

①身体のアライメントの異常

身体のバランスは４つのタイプに分かれます。
1. 右に傾いて、上半身・下半身共に右に捻じれている。
2. 右に傾いて、上半身は左に下半身は右に捻じれている。
この場合は右脚荷重になっています。

3. 左に傾いて、上半身・下半身共に左に捻じれている。
4. 左に傾いて、上半身は右に下半身は左に捻じれている。
この場合は左脚荷重になっています。

この様な歪なバランスの中で日常生活をすることによって、筋肉の緊張が起こり、神経の伝達異常やホルモン分泌や血流の異常が起こります。

バランスを三軸修正法を使い修正すると今まで機能していなかった筋肉が働いてくれるようになり、神経の働きやホルモン分泌、血流改善などが見込めます。

②神経の伝達異常

神経の伝達異常が起こると痛みや違和感、しびれを感じたり、可動域の制限や動かしにくさが出たり、内臓の不具合や自律神経症状が出たりします。

神経整体と言う、神経にアプローチする手技を使い神経の伝達異常を改善する事によって症状を改善していきます。

③内臓の肩代わりと気の流れの滞り

東洋医学では内臓の肩代わり(内臓が疲れたり、障害を受けた時にひどい状態になる前に他の部分に痛みや違和感などの症状を出して黄色信号を出している状態)が起きている方は、
関節や軟骨は肝・胆、骨は腎・膀胱、筋肉は脾・胃が深く関係しており、そこへのアプローチをレインボー療法の刺さない鍼や７色のテープで行っていきます。

症状によっては、痛みが出ている場所や痛みが出る動きによってどの内臓の肩代わりが起こっているのか判別できるのでそちらへの処置を行います。

また、東洋医学では『不通則痛、不痛則通』と気の流れが滞っていると痛みが出て、流れていると痛みがないという風に言われております。こちらも刺さない鍼で気の流れの滞りを解消していきます。